疾患情報
医薬品・医療機器について

患者さんとともに歩む姿勢(Integrated Patient Engagement)
患者中心志向だけでは十分とは言えません。サノフィでは、「患者さんのため」ではなく、「患者さんとともに」活動しています。私たちは、患者コミュニティとの連携や情報共有の方法の改善を常に模索しており、社内の全部門が全段階において患者コミュニティを対等なパートナーとして尊重するよう務めています。

患者コミュニティ憲章
2023年、私たちは全世界の80を超える患者団体・ケアギバー団体からさまざまな情報や知見を提供いただき、サノフィのエグゼクティブ・コミッティーの承認を得てコミットメントと対策を策定し、患者コミュニティ憲章(Sanofi Patient Community Promise)を発表しました。これは、製品のライフサイクルの全体にわたって幅広く取り組みを展開しており、医療エコシステムにみられる諸問題への対応を示すもので、患者さんの声をより深く取り入れ、私たちの責任を明確にしています。
患者コミュニティ憲章のレポート
患者コミュニティ憲章には、私たちが社外への透明性と社内での説明責任を確保できるよう、コミットメントの進捗状況を測定する方法や基準も含めています。昨年には、全社的な取り組みを通じてこれらの方法や基準の改善を進め、データ取得のための新たなツールを作成し、重複なくデータを取得できるようにしました。
活動事例
言葉だけでなく、実行することこそが、私たちのコミットメントです。真の進歩をめざし、患者コミュニティとの連携で次のような活動を進めています。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)のマップ
COPD患者ケアマップは、Global Allergy and Airways Patient Platform(GAAPP)や欧州アレルギー・気道疾患患者会連合(EFA)、COPD財団、サノフィ、リジェネロン、Alira Health社が共同で作成し、世界各地の9つの患者支援団体が監修した革新的な啓発・支援ツールです。ケアマップは、COPDの患者さんやケアギバーが直面する課題を取り上げ、その方々の経験と政策行動の間に存在するギャップを埋め、連携を促し持続可能な解決策に導くためのツールとして作成されています。
患者コミュニティへの支援
力強くインクルーシブな患者コミュニティは、創造的で効果的な医療政策や医療システムに欠かせない存在です。サノフィはさまざまなプロジェクトを進め、患者コミュニティが力強く独立したエコシステムを持って活動できるようサポートする活動を展開しています。

能力開発プログラム:ローカルコミュニティの構築
患者さんが必要な情報を得て、医療の場でご自身の意見が述べられるように、United Patientsと連携したプログラムを実施しています。新興・開発途上地域において実地訓練を行い、患者コミュニティにツールやリソース、専門家ネットワークを提供しています。
医薬品を安全にお使いいただくために
私たちは、医薬品の安全性に関する情報を収集・評価する「ファーマコビジランス」の活動を、リスクに特化したアプローチから、科学とリスクのバランスを重視する取り組みへ進化させてきました。私たちは、医薬品の実臨床での使用状況の理解を深め、そこで得られた貴重な知見を患者さんや医療関係者に提供しています。