ステークホルダーとともに

サノフィ・グループは患者団体や医療関係者組織、学界、NGO/NPO、患者支援団体、国際機関など、幅広いステークホルダーと関わっています。

これはお互いの考え方を知り、また理解を深めるための対話から始まります。当社のコミットメントは、医療と医療制度のサスティナビリティ(持続可能性)に貢献するための意義あるパートナーシップを確立することです。 
こうしたパートナーシップは相互理解、信頼、透明性、誠実さに基づいています。
サノフィ・グループは多角的事業を展開するヘルスケア企業として、次の点において、社会に認められる、よりよいパートナーでありたいと考えています。

  • 有効な提案とソリューションを提供する能力
  • 付加価値を与える貢献
  • 公衆衛生における重要課題や新たに直面する課題に効果的に対処する能力

すなわち「公平さと豊かさを高めるため、健康に投資すること」が、私たちの目標、私たちのコミットメントです。

CSRの考え方

サノフィ・グループ取締役会はステークホルダーの利益に配慮して、会社の戦略やCSRの問題について検討します。CSRチームはイニシアチブをとり、会社が目標を達成できるよう支援しています。重要な問題に対する意識を高め、先進的な取り組みを共有し、ステークホルダーに対して情報を提供。そして当社固有の課題に対処し、事業パフォーマンスを改善する活動計画を作成します。さらに、投資家や格付け機関、あるいは株主による当社CSRに対する外部評価に対応しています。サノフィ・グループは、CSRの重点分野において社内のベストプロジェクトを選定する「サノフィCSRアワード(Sanofi CSR Awards)」を設けました。2016年には、40を超える国々から180件を上回るプロジェクトの申請がありました。

CSRの推進体制

サノフィ・グループの事業やステークホルダーのための持続的価値の創造

CSRは私たちの戦略上の重要な資産であり、戦略的目標を遂行する中で、常に基本的な役割を果たしています。サノフィ・グループのCSRは、当社の活動やステークホルダーに最も重要な意味をもつ4つの重点領域―「倫理と透明性」「ヘルスケアへの公平なアクセス」「コミュニティへの参画」「健全な地球環境」―にフォーカスしています。グローバル課題への対応と持続可能な共通価値*の創造に貢献しながら、業務遂行方法の改善に毎年取り組み、幅広い測定基準や価値創造の主要指標(KPIs)でCSRパフォーマンスを評価しています。2016年には新たなCSR組織を本格的に展開し、持続可能なパフォーマンスを実現する上で著しい発展を遂げました。

日本におけるCSR活動

日本におけるCSR活動とは、サノフィ・ジャパングループのビジョン達成のために、ヘルスケアリーダーとしての責任を確実に果たしつつ、ステークホルダーとの共通価値*を創造することです。 
具体的には、Corporate CSR指針にのっとり、4つの重点領域においてAction Planを策定し、CSR活動を推進します。とくに対外的なCSR活動を積極的に行い、サノフィ・ジャパングループの社会的認知向上とステークホルダーとの信頼の醸成を目指します。

*共通価値(Shared Values) 
企業独自の資源や専門性を活用して、経済的価値を創造しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値をも創造するという考え方。企業活動と社会的課題解決を対立軸とせずWin-Winの関係を構築できるよう努めております。