はじめに
サノフィは、革新的な医薬品・ワクチンを開発し、患者さんのために最良のアクセスを実現することにより、社会において大きな信頼を得られる企業となることを目的としています。そのために、基礎研究、臨床開発、市販後の情報提供・収集活動、安全対策などに、多くの投資を行い、医薬品・ワクチンを市場に送り出すことを通じて国民、患者さんの健康向上に貢献しています。
研究開発型の製薬企業であるサノフィの使命は、アンメットメディカルニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)を充たす革新的な新薬やワクチンを患者さんや医療現場にお届けすることにあります。これら革新的な新薬の創製には、基礎研究・非臨床試験・治験といった「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医薬品医療機器等法)に基づいたプロセスが必要であり、有効性、安全性を検討し、医薬品医療機器総合機構(PMDA)による審査を受け、厚生労働大臣の承認を得て初めて新薬が誕生します。
このような、新薬の創製(創薬)は、サノフィだけでできるものではありません。また、大学や医療機関、研究機関だけで作れるものでもありません。両者が連携して初めてなし得るものです。さらに、サノフィには、新薬の発売後も、医療機関や患者さんの協力のもと、市販後の使用状況や有効性情報、開発段階ではわからなかった有害事象情報など、多くの情報収集を行うことが義務付けられています。
最近の新薬は高度に専門化されており、その医薬品を適正に使用していただくために、以前にも増して、専門の医療関係者による適正使用推進のための活動のニーズが高まっています。そのために、サノフィは、医療機関や医療関係者と連携し、学術講演会などを開催しています。
これら創薬や医薬品の適正使用のために発生する費用については、サノフィは医療機関・医療関係者との契約を適切な時期に締結し、適正な対価を支払っています。 これら一連のプロセスの適切性、透明性を確保するため、サノフィは医薬品医療機器等法、臨床研究法、GCP/ GVP/ GPSP省令等の薬事規制のみならず、コード・オブ・プラクティスや公正競争規約などの業界自主規制を遵守し、さらにサノフィとしての自社コード、および日本製薬工業協会(製薬協)のガイドラインに則り、「サノフィ 医療関係者等との関係の透明性に関する指針」を制定し、透明性を高めていくための努力を継続しております。
「サノフィ 医療機関等との関係の透明性に関する指針」の全文は以下からダウンロードいただけます。
公開対象期間
サノフィの事業年度は、1月から12月です。事業年度に合わせ、公開対象期間も前年度の1月から12月とします。
公開対象
サノフィが医療関係者等に供与する主な金銭等には次のようなものがあります。
- 研究開発費等:特定臨床研究費、倫理指針に基づく研究費、臨床以外の研究費、治験費、製造販売後臨床試験費、副作用・感染症症例報告費、製造販売後調査費、その他の費用
- 学術研究助成費 :奨学寄附金、一般寄附金、学会寄附金、学会共催費
- 原稿執筆料等 :講師謝金、原稿執筆料・監修料、コンサルティング等業務委託費
- 情報提供関連費 :講演会費、説明会費、医学・薬学関連文献等提供費
- その他の費用 :接遇等費用